警察庁のサイバー特別捜査隊が新たにサイバー特別捜査部として発足しました。この組織改編は、サイバー犯罪の増加とその複雑化に対応するためのものであり、特捜部は従来の特捜隊の体制を強化し、より広範な捜査能力を持つことになります。特に、国際的な捜査機関との連携を強化することが目的とされています。
新設された特捜部は、情報分析を担う企画分析課と特別捜査課の2課で構成されており、専従職員の数は73人から129人に増員されました。これにより、特捜部は国内外のサイバー犯罪に対する捜査能力をさらに高めることが期待されています。
特捜部のトップには、佐藤快孝氏が警視正から警視長に昇任して就任しました。特捜部は外国捜査機関との共同捜査で得た情報を分析し、独自に容疑者を特定・逮捕するなど、特捜部にしかできない捜査を進めることが求められています。
警察庁サイバー特捜部の発足は、サイバー犯罪に対する日本の対応能力を大きく向上させ、国内外の捜査機関との連携を強化することで、サイバー犯罪の捜査における日本の役割を一層重要なものにしていくことが期待されています。
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