徳島新聞社が編集部門の分社化を進め、新入社員の給与抑制を目指している問題に対し、労働組合が激しい抗議を行っています。その背景や問題点、労働組合の対応について詳しく見ていきましょう。
徳島新聞社は編集・総務系職場の分社化を計画し、これによって新入社員の給与水準を大幅に抑える方針を打ち出しています。また、2025年卒以降の新卒者の採用を社団ではなく関連会社で行う「丸ごと分社化」も実施しています。これに対し、全徳島新聞労働組合や関連会社の労働者は激しい反対の声を上げ、3月14日にはストライキを実施しました。
労働組合は分社化により職場に格差や分断が生じ、労働者の士気が低下する懸念を示しています。また、新入社員の給与抑制は若手の待遇向上に逆行し、「人材搾取企業」の烙印を押すとして非難されています。経営陣は労働者の声を無視し、分社化を強行していますが、労働組合は今後も反対の姿勢を崩さず、批判を続ける意向です。
徳島新聞社の分社化問題は、新聞業界でも前例のない悪質な措置として注目されています。労働組合の強力な交渉力により、分社化に対抗する取り組みが続けられています。徳島での闘いを財産にし、職場の分断を許さない取り組みを続けることが重要です。
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