2024年2月25日、政治資金収支報告書によれば、自民党の茂木敏充幹事長の資金管理団体から寄付を受ける政治団体「茂木敏充後援会総連合会」と、棚橋泰文元国家公安委員長の政党支部や資金管理団体から寄付を受ける同「棚橋泰文後援会連合会」で2020~22年、使途の詳細が分からない支出がそれぞれ全体の97%超、2団体で計1億3500万円以上あったことが明らかになりました。
使途不明金は、主に「事務所経費」「事務所費」「事務費」「事務経費」などと記載されており、内訳や領収書などの明細は一切提出されていませんでした。この使途不明金の大半は、茂木氏と棚橋氏の後援会の代表者である茂木氏の妻と棚橋氏の娘が支出していたというのが驚きです。
茂木氏と棚橋氏は、使途不明金については政治資金規正法に違反していないと主張しています。具体的には、「事務所の家賃や光熱費、電話代、交通費、消耗品など」に使われたと説明されていますが、それらの支出の証拠は提出されていません。専門家や世論からは、この使途不明金に対して透明性や倫理性の欠如が指摘されています。
今後、茂木氏と棚橋氏は「より詳細に記載する」と改善を表明していますが、世論や専門家からは不十分な回答として受け止められています。野党や市民団体からは、政治資金収支報告書の訂正や領収書の公開を求める声が高まっています。
このように、自民党の茂木敏充幹事長と棚橋泰文元国家公安委員長の後援会に関する使途不明金の問題は、政治資金の透明性や倫理性に関する議論を呼び起こしています。今後の展開に注目が集まります。
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